ブライダルローンというローンは結婚に関することでしか使えないという制限がありますが結婚式や披露宴のほかにも新婚旅行であったり、新居の購入費用にローンを充てることも認められています。
家を購入することになれば、ほとんどの場合で住宅ローンを組むことになると思いますがその際に頭金があれば審査に通りやすくなるなどのメリットがあります。
普通、住宅ローンの頭金はたくさんあればあるほど良いとされていて物件価格の2、3割程度用意できれば安心です。
この計算に基づくと、2000万円の物件を購入するときの頭金は400万円から600万円となりますのでとてもじゃありませんが、一朝一夕で用意できる金額ではありません。
そこでブライダルローンの登場です。
ブライダルローンで借りたお金を住宅ローンの頭金に回すことで低金利で融資を受けることが可能となります。
ブライダルローンの必要書類は本人確認書類や収入証明書などです。
そのほか、勤続年数や雇用形態を融資条件として加味している所も多く勤務先や勤続年数、正社員であることなどが記載された勤務証明書が必要になることもあります。
ブライダルローンは目的別ローンといって、使途が限られているローンなので結婚式場などの請求書や見積書も必要です。
既に払いを済ませてしまったところがある場合はローンの対象外になることがありますから、支払う前によく確認することが大切です。
ブライダルローンを利用して支払った結婚式場やなどの領収書や振込控えなどはコピーを取り融資を受けた金融機関に提出しなければいけません。
ブライダルローンというものは、結婚式のために借りると言う方が大半かと思いますが融資を受けることには変わりませんので、事前にシミュレーションをすることがとても大切です。
結婚式費用だけでも300万円が相場なのでまずは相場の金額で毎月の返済額や金利を含めて計算しましょう。
借入金が300万円でボーナス払いナシ、金利7.0%、毎月4万円で計算しますと、支払回数が100回になり、支払期間が8年3か月にもなるのです。
ご祝儀をあてにしていても結婚式は赤字になるのが一般的なので、300万円の結婚式で100万円くらいは赤字担ってしまう人がほとんどです。
ご祝儀をあてにして100万円のローンを組めばいいと思うかもしれませんが必ずしも200万ほどのご祝儀が入ってくるとは限りませんから、当てにするのはやめておいた方が無難です。
ブライダルローンとカードローンはお金を借りると言う意味では同じなのですが二つには大きな違いがいくつもあります。
まず、ブライダルローンというものは銀行や信販会社がサービスを提供している目的別ローンですがカードローンというものは、銀行や消費者金融業者がサービスを提供しているフリーローンです。
貸出金利も大幅に違っていて、ブライダルローンは5%から7%であるのに対してカードローンは3.0%から18.0%と高金利に設定されています。
次に申込手続きや審査を比べてみましょう。
ブライダルローンは複雑で時間がかかるのに対しカードローンは比較的簡単な審査と言われており、即日融資も可能というサービスも珍しくありません。
一方で、ブライダルローンは借入限度額が数百万円単位と高額な借り入れを可能としているのに対しカードローンの場合、借入実績を積まなければ高額融資が受けられませんので、最初のうちは数十万円程度しか借りられないというデメリットがあります。
返済期間は最長7年、融資金額は最大300万円という条件で、多目的ローンを含めた無担保ローンの借入残高が前年度税込年収の50%以内であることが条件です。
固定金利は年6.700%と低い金利なのが特徴的ですが更に低金利な変動金利にすることも可能です。
又、現在みずほ銀行で証書貸付ローンを利用中、または利用していた人はさらに年0.1%の金利引き下げを受けられます。
申込が可能な人は借り入れ時の年齢が満20歳以上、満66歳未満であること、勤続年数は2年以上必要で、前年度の税込年収が200万円以上が対象となっています。
総量規制というのは、収入の三分の一を超える融資を禁止した規制で消費者金融などの貸金業者に対してこの規制がかけられるというものです。
結婚式は250万円から350万円かかりますから総量規制が考えると、年収が750万円から1050万円必要になってしまいます。
若い夫婦であればそんな約1000万の収入なんてないでしょうし、すでにカードローンを利用している人は結婚式を挙げられないんじゃないかと不安になってしまいますよね。
しかし、銀行は銀行法によって規制されていますから貸金業法は関係ありませんし信販会社のクレジット払いも割賦販売法が適用されることから総量規制の対象外なのです。
ただし、クレジットカードのキャッシングでお金を借りると貸金業法が適用され、総量規制の対象となりますのでご注意ください。
ブライダルローンというものは、結婚に使途を限定してお金を貸してくれるサービスで一般的なカードローンと比較すると低金利で融資を受けることができます。
消費者金融などには無利息期間が設けられていますがブライダルローンは目的別ローンなので無利息サービスはありません。
結婚に関する資金を無利息で借りたい場合は無利息期間があるカードローンでブライダル資金を借り入れるのがいいでしょう。
消費者金融のカードローンなら30日程の無利息期間が設定されているのでご祝儀で完済できる額であれば、実質無利息で借入が可能なブライダルローンということになります。
カードローンというと、金利が高いイメージがありますが無利息期間内に完済できるものであれば、どれだけ金利が高くても関係ありません。
ブライダルローンは結婚にまつわる費用を融資してくれるサービスのことで銀行やクレジットカードを扱っている信販会社などでサービスが提供されています。
参考:
ブライダルローン審査は甘い?審査基準の解説【通らない理由】
一般のカードローンよりも金利が低くおすすめなのですが、普通のカードローンと比べて手間や時間がかかるというデメリットもあります。
カードローンというものは借り入れたお金は自由に使う事ができますがブライダルローンは結婚に関連した使途以外には利用は認められません。
結婚に関わる資金と言っても結婚式に関する費用以外にも新婚旅行や新居への入居費用など色々とお金が必要になってきます。
結婚資金を貯めてから結婚するという人も多いですが、低金利のブライダルローンを利用すれば、新婚生活が早くスタートできるのでおすすめです。
結婚資金といえば、挙式や披露宴、衣装代、結婚指輪、引き出物など数百万ものお金が必要になります。
それ以外にも新婚旅行や新居の入居費用、家具や家電製品など式以外にも百万程度はかかることが考えられます。
ブライダルローンはそういった資金を低い金利で貸してくれるわけですから通常のカードローンよりも審査はかなり高く厳しいと言われています。
審査の重要なポイントになるのは借主に返済能力があるかないかを確かめる信頼度のチェックなので本人確認書類の他に源泉徴収票や給与証明書なども必要になります。
ブライダルローンでは保証人は必須とはされていないのですが審査の結果によっては保証人が必須となる場合もあります。
ブライダルローンの返済方法に悩む人は多いと思いますが決して、ご祝儀を当てにして返済プランを組んではいけません。
300万円の結婚式を挙げた場合、ご祝儀で全額回収することは難しいと言われており100万円程度の赤字になってしまうのがほとんどのようです。
1人あたり3万円のご祝儀をくれると仮定して招待する人数が70人の場合はご祝儀の総額は210万円となり90万円の赤字になります。
頑張って100人を招待できればギリギリ300万円で完済しきれる計算になります。
実際にブライダルローンをご祝儀で一括返済できたという人は45%だそうで